私たちは、生きている間、呼吸をして酸素を取り込んでいます。
食事から摂った栄養を体内でエネルギーに変えるときに酸素を必要とします。そのエネルギー代謝の過程で、『活性酸素』が代謝物として産生されます(物質の酸化が起こる)。
また、他にも
・ストレス
・たばこ(受動喫煙を含む)
・調理してから時間の経った揚げ物(特に高温調理したもの)
なども活性酸素を増やす原因になります。
『活性酸素』と聞くと、悪者のイメージですが、コレステロールと同じで、実は重要な役割も持っているんですよ(*^-^*)
・ストレスや紫外線などの刺激から身体を守る
・体内に侵入してきた細菌をやっつけるなどの免疫機能や、感染防御
ですが、これもまた増えすぎると、身体に悪い影響を与えることになるんです。
・細胞を見境なく攻撃してしまう
・体がサビて(酸化が進んで)老化が進む(シミやしわ、たるみ、動脈硬化など)
・免疫機能の低下
体内では、常に抗酸化作用の物質(酵素)が活性酸素を制御してくれているのですが、それを上回る活性酸素が作られた場合、体内の抗酸化物質だけでは処理能力を超えてしまいます。
それを助けてくれるのが抗酸化作用のある食物です。活性酸素を捕まえて、身体が酸化させられる前に自らが酸化されることで、酸化を防ぎます。自らが犠牲になって私たちの身体を守ってくれているのですよ…なんていい話なんでしょうねぇ…うるるるる(ノД`)・゜・。
抗酸化作用があるとされる食物(代表的なもの)
ビタミンC(ピーマン、ジャガイモ、キウイフルーツなど)
ビタミンE(ヒマワリ油、紅花油、アーモンドなどナッツ類)
ポリフェノール(カカオ、赤ワイン、大豆イソフラボン、ブルーベリーのアントシアニン、緑茶など)
β‐グルカン(キノコ類に含まれる)
フコイダン(モズク、昆布など海藻類のヌメヌメ成分)
スルフォラファン(ブロッコリースプラウト)
カロテノイド(アスタキサンチン(エビ、カニなど甲殻類)、β‐カロテン、リコピン(トマト)など)